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没办法≠出来ない 没办法=超面倒くさい

 現地の飲み屋でいろんな駐在員や出張員とバッタリ出会い、そのまま「いやいや奇遇ですな~」的なノリで話をする事がある。異文化での生活は多少なりともストレスが付きもので、酒の席ではあまり個人業務に立ち入った話よりも「異文化間ビジネスで経験した00人」が相手の論点になるケースがとても多い。いずれにしてもあまり肯定的で建設的な内容にはならないが、異業種・先輩・若者など様々な観点の意見が聞けるので私は結構楽しんで聞いてる。

 その中で「ある共通した考え」がある事に気が付いた。最近読んだ現地コンサルタントや経験豊富なバイヤーのコラムだったと思うがそれにも同じような見解が述べられていた。ガッツリ纏めれば「中国人が‘没办法’と言うのをいち早く察知し回避するのがリスクヘッジの要」と言う事だ。つまり中国人とビジネスをすれば、問題回避不能の‘没办法’に至るまでに 「没问题 ➜ 有点麻烦 ➜ 有点困难」と言う段階があり、それをいち早く感じ取り早い段階で対策を講じる事が最も重要で、もし‘没办法’と言わせてしまったら諦めるしかないという事だ。

 確かに早い段階で相手の問題点を感じ取り対策を講じる事はベストだと思うし、あまり中国文化に関心が無い人に対してはいいと思う、それに本当に‘没办法’な可能性もある。ただ、往々にして「没办法=出来ない」と解釈され翻訳される事にはあまり賛成できない。私も度々この‘没办法’ に出会うが、私の経験ではどちらかというと「この問題を解決するのは超面倒くさいので・・・・」という事で、この「超面倒くさい」部分で相手が口に出すことを躊躇している「何が必要なのか」を読む事がポイントだと思う。中国人には「知らない・出来ない」と言う事を恥じる傾向があり、独自に判断することがあるのは周知の通りだが、その空気感を読み柔らかく相手のプライドを刺激しないように妥協する提案ができれば大きな突破口を見出すことが出来る。

 個人的には「没问题 ➜ 有点麻烦 ➜ 有点困难 ➜ 没办法 ➜ 不做」がもっとしっくりくると思う。
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「伝える」文化差異

毎日中国を始め東南アジアの工場や現地エージェント、新規工場と様々なやり取りをするが、特に商品開発に関して指示や依頼を「伝える」時に頻繁にミスコミュニケーションが起きる。

 例えば開発に関して参考にするサンプルの現地工場調査・購入依頼、開発に伴う資料を現地エージェントや提携工場に送信してのサンプルアップ依頼をしたいとする。「開発が必要な状況」は自社製品開発やクライアントの依頼、またはクライアントへの新商品提案など様々だが、基本的にこちらが最初に重要視しているのは 1:可不可 2:予算 3:タイムスケジュール という「判断基準」になる。こちらはゆったり道楽で自社製品を開発している訳ではないので、あまりのんびり構えてはいられない。なぜなら自社製品開発の場合であろうと、クライアント絡みであろうと「商機」という共通の「納期」が確保出来なくなるからだ。

 私が感じている「現地」の特徴として「1:自分のアイデアを勝手に入れる 2:必要以上に無駄な行動をする 3:資料を正確に見ない」等が挙げられるが、最近もこれらの特徴に振り回された。現地エージェントへの以来は「サンプルと同様の製品の製造が可能か?」と言う至ってシンプルなものだった。こちらから参考サンプルと資料を現地へ送ってからのスタートとなったのだが、エージェントはすごく真面目なので連日いろんな工場を訪れ調べてくれ、更にこちらになんの報告もなくサンプルを製作してしまった。この約2週間のあいだ、私も上司もクライアントもイライラ気味で「判断基準」を待っていた。私は幾度となくエージェントに連絡して現状を聞いたのだが、「今調査中です・・・」との返答ばかり。
 
「やっとサンプルが出来上がったよ~」との連絡を受けた時、私の「伝える」業務がしっかり出来ていなかったことに気付き「ヤベエ」と思ったがもう遅い。エージェントが私の「愛の資料」を理解していない事は火を見るより明らかだった。問題点は以下の通り。

1:サンプルアップ
  こちらの依頼は「サンプルアップ」ではなく、「製造が可能か」」という次のステップに入る情報。それからこちらで検討後にサンプルアップを依頼するのが通常だが、その段階をすっ飛ばしてサンプルアップしてしまった。初期のクオリティー設定ができていないサンプルは費用・時間的にも無駄が多いし、費用も「後出しジャンケン」の為、支払い義務の所在が曖昧になってしまう。
 
2:小ロットの壁
 当初から小ロット製造依頼だったので、基本的にサンプルアップは可能でも依頼のロットでは受け入れてくれる工場は少ない。予想通りサンプルアップをしたのはいいが、結局依頼の小ロットで引き受けてくれる工場が無かった・・・

 結局エージェントが走り回った作業はほとんどが無駄だったと言える。そして約2週間の間クライアントに連絡できなかった事で、こちらもいくらか信用を欠く結果となった。現地エージェントとしては「電話のみの確認では信憑性が低いため直接工場を訪れ自分の目で確認する」という中国的な判断が先行した事になる。これも現地常識から言えば当然の事かもしれない。ただ、「正確な情報・進捗を報告する」と言う「判断基準」を模索する重要な作業にはいささか疑問を感じる。この「重要性の順位」にも文化差異が存在するのではと思う。クライアントと現地の中間に位置する商社の立場はこの両者のスタンダードを近づけるところにあるべきだと思う。とどのつまりは私が現地エージェントにくたびれ儲けをさせてしまい、更にクライアントへの「情報の納期」を遅れさせた事になる。

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中国求人情報

 日本で中国の求人情報を検索・確認後、 上海・北京をはじめ中国現地でも求職活動をしようと思っている方も多いと思いますが、 基本的に大学新卒者・25歳以下・日本での就業経験が2年以下に該当する方は、 会社・企業に内定をもらっても労働許可書の取得は無理だと思った方が良いでしょう。 また高卒の方も難しいです。まったく中国語を必要としない韓国系のインターネット関連企業、 比較的労働許可書を取得しやすい省の支店で申請する、政府に太いコネクションがあるなど 多少例外はあります。日本で就職し出張・駐在員として派遣される場合も例外です。
 
 金融危機発生後、多くの外資系企業が縮小・倒産・撤退しましたので2009年4月現在では求人は 極端に落ち込いでいます。専門職・技術職・工場管理職・翻訳など高いキャリアが 要求される職業以外では営業職が主流となっています。

 上海市内での代表的な人材登録会社は15社~ほどありますし、 現在参入を検討している企業もあります。基本的には出来るだけ多くの会社に登録し、 多くの面接の推薦を受けた方がいいでしょう。 人材登録会社によっては現地での常識やアドバイス(職務経歴書・求人状況など)を
丁寧に教えてくれますし、中国語の口頭・筆記面接も数をこなせば気持ちに余裕が出てきます。ただし企業で内定をもらっても中国での労働許可書が取得できず 帰国するしかないという求職者は多いです。(就业许可证といいます)

 多くは日系人材登録会社に登録すると思いますが、中国系人材登録会社は 現地の表裏事情に精通してますし、ある程度の中国語能力が必要となりなすが、日系にはない求人情報がありますのでチェックする事をお勧めします。
中国系人材登録会社の就職斡旋方法は日系とは異なりかなり決断のスピードが要求されます。これは中国式の“就職”に対する考えが反映されています。人口の多い中国では競争率が高いので、決断は就職してからでも遅くはないという考えが 若い世代に多い様です。結果的に上海は全国でも短期離職率が格段に高いです。
(就職難の現在ではかなり我慢していますが・・・)  

 「とにかく現地で面接を受けてみて下さい」となることが多いと思います。 面接してみなければ解らない事は当然多いですが、2008年金融危機に端を発する 景気低迷・雇用低迷の中ですし、さらに中国側が外国人に労働許可書を発行する基準の変更 などは予測がとても困難ですので、登録会社側でも説明はいろいろしますが はっきりいって把握していません。冒頭の赤字の条件に該当する方は基本的には困難ですが、例外もありますのでしっかり根拠を聞いて確認することをお勧めします。 上海労働局に直接問い合わせることもお勧めできますが、 労働許可書発行に関しての法規が次々と改正されている訳ではありません。

 また中国人民雇用優先という世論が反映される場合や、労働局の窓口の人次第ですので はっきり基準が存在するわけではありません。(日本もそうですが)

 どの国でも自国民の雇用確保が第一なので労働許可書発行基準は厳しくなっています。 現在イギリスでは一部の業界の最終学歴の基準が学士から修士に引き上げられているようです。

関連記事: 就職募集会に行ってきました


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就職募集会にいってきました

 虹口足球场综合招聘会(就職募集会)に行ってみました。もちろん対象は中国人です。

 P1080803.jpg
 こんな感じでズラッとブースが並んでいます


 ここでの就職募集会は毎週土曜日に開催されています。その他にも体育館・人材交流中心などでも毎週のように開催されています。日系企業はどこでも参加できるわけではないのですが、虹口足球场は数少ない日系企業専門ブースのある就職募集会場として知られています。特に本日は営業・日系企業・総合企業の募集会でしたが、 ほとんどの企業の募集は 保険会社の営業でした。
 
 当然、日系企業をターゲットに訪れた求職者も多いですが、参加している日系企業はなんと松下(panasonic)のエアコン工場・営業の1社のみでした。

 基本的に日系企業の殆どが中国進出に掛る予算を削減し、「コストが安い」という目的をむき出しに進出している為「教育・要求が高いくせに中国進出している外資系の中で2番目に給料が安い」というレッテルが貼られている中(輝く第1位は韓国系)、松下は大幅な予算を組み人材育成の面でも力を注いでいるので、中国人にとっては トップブランドの1つです。
 
 以前、中国上海に進出している日本の某一流旅行会社にて現地日本人採用の説明会があったので行って見ましたが、はっきりいって予算が充てられていないばかりか、話を聞いていて不安を覚えました。現地事務所の責任者は

  「あなたは自ら中国に来てる訳ですから、給料も当然中国での所得に合わせたものになりますよねぇ、日本人駐在員ではありませんからねぇ、保険・年金も当然ありませんよぉ、現地の安い保険はこちらで負担しますけどぉ、現地で日本人を募集する目的はわかりますよねぇ?人件費がやすいからですよねぇ?」

 とのダラダラした説明をして、

  「実はまだ給料の相場は解らないんですが、いくら希望しますかぁ?」

 と締めくくった。

 P1080804.jpg
 仕事はほとんどが営業ばかりでなかなか専門を生かせる仕事がない様です

 
 私は事業家ではないので会社運営の事は解りませんが、あまり人を馬鹿にするのもほどほどにしてほしい。現地日本人採用の現在の給料相場は高卒6000元~、大卒8000元~、修士課程などで15000元~、工場などの管理職で15000元~という所だろう。
 さらに別に中国人の肩を持つわけではないが「コストが安いので中国に進出している」的な態度むきだしの日系企業は非常に多い。

 日系企業へ就職希望する場合、もちろん日本語能力は必要不可欠だが、たとえば莫大な資金を掛け、日本の大学に留学し語学習得はもちろん学士課程~を修了しても中国へ戻れば給料は5000元スタートが相場だ。

 日系企業側は中国人社員を小馬鹿にするばかりだが、こんな報酬の企業で長く頑張ろうと思うくらいなら、ある程度のノウハウと技術を身に付けた後、中国系企業に転職するという流れは当然ではなかろうか?

 もちろん世界中の留学生たちの「留学すれが人生バラ色」と考え子供を過大評価し、安易に送り出す無知な両親と、たいした努力もせず帰れば高給取りになれると考える向学心が欠如した留学生の責任がもっとも重いと思うが・・・)

関連記事:中国求人情報




 

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情報の環境と現地の環境 

 私は現在、家賃1800元ほどのボロアパートにひっそりと暮らしていますが、ある程度資金がある留学生、駐在員、出張者などは “公寓” に住むことが多いでしょう。“公寓” とは一般的に中国でグレードの高いアパート・マンション。管理人が常駐していてサービスも良く、周りの清掃も頻繁にするので清潔感がありますし、建物、部屋の設備が故障してもすぐ来て修理してくれる。管理費用は部屋の面積に応じて割り出し、毎月家賃とは別に納めます。もちろん高い物件ほどサービスが良いです。

  gongyu.jpg
  公寓です。 写真のみではきれいですが、この周囲の環境はメチャクチャ汚いです

 ちなみに私のボロアパートもグレードが高く、部屋の湯沸かし器が故障したので、修理を頼むと5日後に来てくれました・・・(冬ですよ、冬)

 ただし、おそらく多く人は日本でマンションの写真を見て決めると思いますが、周辺の環境の情報となると“駅から近い・百貨店が近い・リバーサイド” などのみで、本当の環境は現地で確かめないとなかなか解りません。
特に北京・上海は建設ラッシュが続いています。真新しいマンションが確かに立っていますが、周りは瓦礫の山のような建設現場になっていることが少なくありません。

 土地を更地にしてマンション群・ショッピングモール・商用総合施設を建設するにはそれなりの工期と膨大な作業が続けられます。その周辺の環境はとてつもなく汚いです。トラックの出入りで交通は危なく・騒音が早朝から夜まで騒がしく・空気の汚染は大人でもマスクが必要なほどです。タンが溜まりやすく、鼻水が黒っぽく汚れるのはこちらで数日生活したことがある人なら分かるでしょう。

 お子様を連れてこられる時は特に念入りな下調べが必要でしょう。

   gongdi.jpg
   工事現場
 
 このおっちゃんはこの現場の責任者でした。いろいろ教えてくれました。

 注; この写真の “公寓” と “現場” は別の場所で撮ったものです。

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