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「伝える」文化差異

毎日中国を始め東南アジアの工場や現地エージェント、新規工場と様々なやり取りをするが、特に商品開発に関して指示や依頼を「伝える」時に頻繁にミスコミュニケーションが起きる。

 例えば開発に関して参考にするサンプルの現地工場調査・購入依頼、開発に伴う資料を現地エージェントや提携工場に送信してのサンプルアップ依頼をしたいとする。「開発が必要な状況」は自社製品開発やクライアントの依頼、またはクライアントへの新商品提案など様々だが、基本的にこちらが最初に重要視しているのは 1:可不可 2:予算 3:タイムスケジュール という「判断基準」になる。こちらはゆったり道楽で自社製品を開発している訳ではないので、あまりのんびり構えてはいられない。なぜなら自社製品開発の場合であろうと、クライアント絡みであろうと「商機」という共通の「納期」が確保出来なくなるからだ。

 私が感じている「現地」の特徴として「1:自分のアイデアを勝手に入れる 2:必要以上に無駄な行動をする 3:資料を正確に見ない」等が挙げられるが、最近もこれらの特徴に振り回された。現地エージェントへの以来は「サンプルと同様の製品の製造が可能か?」と言う至ってシンプルなものだった。こちらから参考サンプルと資料を現地へ送ってからのスタートとなったのだが、エージェントはすごく真面目なので連日いろんな工場を訪れ調べてくれ、更にこちらになんの報告もなくサンプルを製作してしまった。この約2週間のあいだ、私も上司もクライアントもイライラ気味で「判断基準」を待っていた。私は幾度となくエージェントに連絡して現状を聞いたのだが、「今調査中です・・・」との返答ばかり。
 
「やっとサンプルが出来上がったよ~」との連絡を受けた時、私の「伝える」業務がしっかり出来ていなかったことに気付き「ヤベエ」と思ったがもう遅い。エージェントが私の「愛の資料」を理解していない事は火を見るより明らかだった。問題点は以下の通り。

1:サンプルアップ
  こちらの依頼は「サンプルアップ」ではなく、「製造が可能か」」という次のステップに入る情報。それからこちらで検討後にサンプルアップを依頼するのが通常だが、その段階をすっ飛ばしてサンプルアップしてしまった。初期のクオリティー設定ができていないサンプルは費用・時間的にも無駄が多いし、費用も「後出しジャンケン」の為、支払い義務の所在が曖昧になってしまう。
 
2:小ロットの壁
 当初から小ロット製造依頼だったので、基本的にサンプルアップは可能でも依頼のロットでは受け入れてくれる工場は少ない。予想通りサンプルアップをしたのはいいが、結局依頼の小ロットで引き受けてくれる工場が無かった・・・

 結局エージェントが走り回った作業はほとんどが無駄だったと言える。そして約2週間の間クライアントに連絡できなかった事で、こちらもいくらか信用を欠く結果となった。現地エージェントとしては「電話のみの確認では信憑性が低いため直接工場を訪れ自分の目で確認する」という中国的な判断が先行した事になる。これも現地常識から言えば当然の事かもしれない。ただ、「正確な情報・進捗を報告する」と言う「判断基準」を模索する重要な作業にはいささか疑問を感じる。この「重要性の順位」にも文化差異が存在するのではと思う。クライアントと現地の中間に位置する商社の立場はこの両者のスタンダードを近づけるところにあるべきだと思う。とどのつまりは私が現地エージェントにくたびれ儲けをさせてしまい、更にクライアントへの「情報の納期」を遅れさせた事になる。
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