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中国への語学留学 

 現在、語学留学の拠点は中国全土にありますし、地方の方が首都、大都市に比べればとても安いです。私は2005年に北京に語学留学しました。当時はあまり「方言」についてはあまり考慮に入れず、ただ私の学びたい武術の老師が北京に居たので北京に行きました。 

 中国は960万km2と、とても広大な国土を所有しています。細かい方言(ちょっとしたイントネーション、単語の違い)は数えきれないほどありますが、「地方語」となるとほとんど違う言語と考えた方が良いでしょう。数の数え方さえ違います。大きく分ければ長江から北は方言がきつくても慣れれば聞き取れるようになります・・・が長江から南の地方は北京語の知識のみでは全く解りません。この違いはもちろん中国人でも解りません。相手はもちろん普通語を聞き取ることはできますが、

   「教育を受けている人も多いので中国どこでも正しい普通語が使える」

 と思うのは大きな間違いです。当然地方の人も普通語を聞き取ることはできますが、友人同士ではもちろん地方語をつかいます。  


        いくつか私が体験した例を挙げます。

  1; 中国の地方から北京の大学に進学してきて北京語を勉強したり、また言葉の違いから無口になる学生達に会ったり、聞いたりしました。中国には56の民族がいますが、民族語がありますので学生によっては最初の1年程はなかなか大学の授業が聞き取れないことは珍しくないようです。

  2; 語学学校(初級班)で一緒になった学生は、私の前に広州で1年間語学学校に通っていたのですが、方言のため北京で1から始めました。

  3; 大都市ほど当然いろんな地方の人々が集まっています。私の友人達はほとんどが東北部の出身なのですが、お店・タクシーなどでよく長江以南の人の言葉が分からず聞き返していました。

  4; テレビのニュースではインタビューを受けているそれぞれの地方の人が頑張って普通語を話していますが、当然なまりがとてもきついのは一目瞭然です。

  5; 上海で語学留学したとても優秀な日本の方(ほとんど中国人と同じように本当にペラペラです)と会話をしました。本人はあまり解ってないようでしたが、はっきり言ってなまりがきついです。中国人の私の妻も同じ様に感じていた様です。


 などです。始めて中国語(普通語)を学ぶ留学生にとって、その普通語がとても大事な基本言語になります。この基本言語の把握はとても大事なことです。先ほど述べましたが、大都市ほど地方の人が集まっています。当然、北京でも地方の人だらけですし、コテコテの北京語は何を言っているのか解りません。大学の授業でも地方の教授の場合、地方語で講義した方がリラックスできるので、そのまんま地方語で講義を行う教授もいます。

 しかしなんといっても北京は首都です。つまりどう考えても中国で普通語に触れる機会が一番多い都市は北京です。おまけに言えば、北京は詐欺、盗人がとても多いので、とても鍛えられるでしょう。上海人は意外と正直だと思います。


 zhongwen.jpg

 
 しかし日系企業・外資系企業の数、就職の機会を考慮にいれると、やはり上海が格段に多いでしょう。金融危機後は解りませんが、現地の新聞には約6000社の日系企業が進出していると書いていました。この点では北京で学習しても、

    「上海の土地勘・上海語・なまり」

 に対する免疫ができているといないでは、求人ライバルとの「差」が生じる可能性は否めません。

 私はなにも
 
    「方言を使うべきではない」

 と言っている訳ではありません。むしろ方言はそれぞれの地方の文化ですので、味わい深いですし、使えるようになればその地方でとても親しみを感じてもらえます・・・がその段階はあくまで普通語をマスターしてからの事にしたほうが良いと思います。

 中国語をまなぶ留学生にとって目的はそれぞれです。しかし

   「将来は商社、貿易、翻訳、通訳の仕事について中国語を存分に使いたい!!」
   「日本で中国語の教師になりたい!!」
   「HSKで高得点を収めたい!!」

 と願う学生も多いのではないでしょうか?HSKに関してはテスト対策をすれば大きな問題はないと思いますが、
中国語での企業の面接試験はテスト対策程度では補うことは難しいでしょう。基本的に中国に進出している企業の要求する中国語は「とても正しい普通語」です。方言が入っていると内定を貰うのは難しいでしょう。私の親戚は親が中国人なので中国語はほとんど完璧ですし、本科生として北京大学で勉強していましたが、どうも「東北なまり」がきついので面接試験で落ちました。

 初めから「この都市で将来仕事をしてゆく」という目的があればおそらく方言や文化の観点から、「その都市」で普通語を勉強しながら同時にその都市の方言にも慣れていった方が良いかもしれませんが、あまりお勧めはできません。

 また、晴れて自分の望む仕事に就き、出張や駐在員などとして中国で仕事・生活をするに当たっても、地方言語の差別化は日本どころではありません。(東京弁VS 大阪弁の様に)
 
 たとえば、東北人(黒竜江省、吉林省、遼寧省など)は

     「とても喧嘩好き、大酒飲み、野蛮」

 というレッテルを貼られていまして、(結構当たっていると思う)東北人は南部の人間に

     「ケチケチしている、本音と建て前がひどい、男が女々しい」

 というレッテルを貼り付けております。(これも結構当たっていると思う)

 課題はいくらでもありますので、とても面白いです。


テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

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