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拱手抱拳礼: その1

 中国の時代劇、武術映画などでよく目にする「抱拳」ですが、現在でもよく使われております。春節(旧暦の正月)を迎える時なども、あちらこちらでみんな「抱拳」で挨拶しています。(中国の10代の若者も「抱拳」で挨拶するのかはよく解りません)
 
 私は李老師(私の陳式太極拳の老師)に武術を習う前に

   「礼儀を重んじる武術精神」

 として習いました。 老師とお会いする時、別れる時は必ず「抱拳」で挨拶します。これは私の師兄・師弟の間でも同じです。


 baoquan1.jpg


 この「抱拳」の時は必ず

    「左手で右手を包む」

 と習いました。(あまり深い根拠は考えていませんでした)しかし、テレビ番組の司会者や記念行事などで

    「右手で左手を包む」

 という動作を頻繁に目にします。どうも疑問に思いながらもあまり心に留めていませんでしたが、先日「新民晩報」という地元新聞の「中国新聞」欄でこの疑問に答える記事がでていました。

 記事の題名は「拱手抱拳礼:左上右下」というものでした。中国の民俗学者・専門家が大勢の中国国民が正式な伝統儀礼作法を解っていないことを指摘している内容です。

    「北京オリンピックの開会式の中でも演じている人達の中で、間違いに気付いていない人がいる。監督が指導しなかったのだろうか?」

    「春節晩会(中国版紅白歌合戦の様な大事な行事)でも司会者・劇団員が間違えていて、少数の人しか注意していない」
 
 などの内容です。これは

    「礼儀に対しての無知をさらけ出している恥ずかしい行為」

 ということです。いくつか根拠があるようですが、記事では「中国古代、春秋戦国の思想家、老子 が“文人は左手が高貴で、兵は右手が高貴”と説いたそうです。また一般的に右手で武器を扱うため、右手を包み込むことは古代の“平和を愛し、平和を願う”ということを象徴している」

 とありました。日本でも左手で「握手」するような非常識な人はいないでしょう?しかし、まだよく現代の“文人”と“兵”の区別がはっきりわかりません。

 ある日、中国国家主席「胡錦濤」が飛行機のタラップ上で右手で左手を包みこんで「抱拳」している映像を目にしました。トップレベルの人が間違うわけはないと思いますので、これは権力者(古代の文人に相当)が高貴な左手を右手で覆い謙虚の意を表していると個人的には考えています。

 また記事の最後は

    「もちろん例外もある。例えば葬式のときには“右手で左手を包みこむ”こと。
      絶対に間違えないように!!」

 と締めくくっていました。

 
 
   その2につづく・・・

テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

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