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ひき逃げされてもおどろくなかれ 

 2008年オリンピック開幕に向けこのところの北京の変化は著しいものがある。上海を例えるのに「一週間訪れなかったら、変化に追いつけない」 といわれるが、北京とて負けてはいない。しかし必ずしも「変化」 がもたらす利益が 「文化」 に値するとはかぎらない。とにかく古い建物や通りを取り壊す作業は恐ろしく早い。なにせ社会主義国家だから、お上の力は絶大なものがあり抗議しようものなら即逮捕される。(中国の警察はすぐ殴る)  いわゆる欧米化の波には呑まれるしかないようだ。 

 交通規制の強化もすごい速さで改善されているが、とにかく以前が悪すぎるように思う。もともと物流第一(車、列車、トラック)なので、少し前まで車が歩行者をはねても、歩行者に責任があり歩行者が車の修理代を支払うことが当たり前だったようだ。「歩行者が勝訴した!!」 という記事を地方新聞で目にしたのは去年のことだ。

   「はねなきゃ損、損」

 という言葉を耳にした事もある。(ハドソンじゃあるめえし・・・)

 もちろん最近では罰則は厳しくなってきているが(表向きも多い)「車で人に当たる」 という認識がかなり薄い。 毎日自転車で出かけるが車やバス(北京のバスの運転はめちゃくちゃ)に体がふれることがあり、冷や汗をかく。最近ではすっかり慣れたけど・・・

 そのような文化が背景にあるからだが、ひき逃げされた人が車のナンバーを覚えてなかったり、怪我をした子供の親が現場にいなかったり、現場に交通カメラが設置されてなかったりすると被害者は泣き寝入りするしかない。それではあまりに大損なので、助けてくれた人に八つ当たりする傾向が強く、責任を負わされることも少なくない。 だから事故現場の野次馬の数はすごく多いが、かかわるのをすごく嫌がる。ましてや外国人ならなおのこと。つまり目撃者はいくらいても「見ていない」とみんな口をそろえて言う。見知らぬひとを助けることはまれだと思う。 多くの人たちは親から 「事故現場にはかかわるな」 という教育を受けている。
 
 留学生が勉強する中国語の教科書にもあちこちでこの様な文化は紹介されており、会話のテーマになればみんな批評する。 中国の国際化にともない、この様な文化はよくないという考え方は広まってきているが、欧米などの水準に達するのはまだ先のことだと思う。

 わたしがひき逃げされた時も、野次馬の数はすごかった。後ろからぶつかられた衝撃が大きかった上に、すごい速さで走り去られたのでナンバーを覚える暇がなかった。歩道にはたくさんの人がいて目の前を走り去る車を目で追っているのがわかった・・・がただ倒れてる私をがやがや見つめるばかり。となりでしゃがんで煙草を吸いながら見ている奴もいた。やくざキックしてやろうと思ったが、面倒臭いのでやめた。怪我は全治10日ほどでたいしたことはなかったので、ダラダラと起き上がり周りの人に車のナンバーを聞くと

    「見ていない」

 と言われ歩き去って行く。自転車は壊れるし・・・もう最高!!

 去年の事だが、某大学構内で人だかりができてるのでのぞきに行くと人が倒れていた。野次馬なら分かるが、となりにしゃがんで煙草を吸ったりスイカを食べながら観察する奴らもいる。とっさに声を掛けて助け起こすと(倒れる瞬間は見ていない)、後ろから学生が

    「お前日本人だから知らないだろうけど、知らない人を助けないほうがいいぞ」

 といわれた。腹が立ったので

    「うるせえぞ、てめえ!!うせろ!!」

 と言ってやった。警備員のダラダラした面倒臭そうな態度と、周りの野次馬の下等な振る舞いに腹が立ち、さらに何やら私に言ってくるので鉄拳制裁してやろうとして足を踏み出したとたんに、後ろから「グイッ」と腕を掴まれてしまった。振り向くと私がいつも利用しているボロ食堂でバイトしている出稼ぎの女の子だった。あまりにも真剣な顔で私をにらみながら引っ張るのでなんとなく抵抗する気も起こらず現場から引きはがされた様になった。

 あとから私を知っている地元の学生たちに話すと

    「絶対に知らない人を助けないほうがいい。でも運が良かったと思うよ。もしその子が助け舟を出さなかったら面倒なことになってたと思う。」

 とのアドバイスを受けた。冷静に考えると警備員と喧嘩しても負ける気はしないが、確かに留学生の身分では相当マズイと思った。翌日、私に助け舟を出してくれた女の子にアイスクリームを渡して、

   「昨日はありがとう。」

 と言うと「ヤレヤレ」と言う顔でアイスを受け取りパクパク食べた。私より少なくとも一回りは年下のその子がすこし大人に見えたような気がした。

 おいらのアメリカ人の友人も自転車どうしでぶつかったところを目撃、相手が走り去ったので彼は駆け寄り助け起こすと(地元のおばさん)、そのおばさんなんと警察を呼んで彼のせいにして、警察側はかれに治療費を払わせた。大学の先生に話すと
 
   「一目で外国人とわかる人は、無条件でお金を持っていると思われるので、知らない人を助けないほうがいい」

 とのこと。これから中国で生活をしようと考えている方、日本にいるような感覚で道を歩かないほうがいいですよ。

テーマ : 中国
ジャンル : 海外情報

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